来間島の砂川さん 有機農園訪問レポート2016
楽園の島、来間島の砂川さんが挑む有機農法の可能性
来間島の砂川さん、来間島で有機栽培を拡大中
宮古島の南西部に浮かぶ来間島で人気のカフェレストラン「楽園の果実café&おみやげ館」は、奥様がカフェを運営され、ご主人が有機栽培で大切に育てた果物や野菜をこちらのカフェでも提供されています。
昨年に続き2016年4月初旬、来間島で有機農法に取り組まれている砂川重信さんをお訪ねしました。
有機栽培に適した来間島を舞台に、新たな可能性に挑戦中
4月初旬の海開きを終えた宮古島は、夏を思わせる程の強い日差しに包まれていました。約束の時間、砂川さんに電話を入れると、来間島の畑で農作業中とのこと。電話で畑の場所を教えていただきクルマで向かうと、広い農地で土を掘り起こしている黄色い重機が見えました。畑に到着すると、真っ黒に日焼けされた砂川さんが笑顔で重機から降りていらっしゃいました。
挨拶もそこそこに、農業について想いを語り始めた砂川さん。「いま、これまで慣行農業を行っていたこの畑を、有機栽培できるように土壌改良を行っている。ここでは有機のアボカド栽培に取り組みたい。」とのことでした。
沖縄県でも数少ない有機農法に永年取り組まれている砂川さん。安心安全な農産品を生活者に届けるために、来間島の環境を活かした有機農法の可能性に今なお挑み続けていしらっしゃいます。
安心安全な有機栽培を広めたい
砂川さんによれば、「来間島は、離島のさらに小さな島であり、周辺農地からの影響が限られるため、有機栽培に取り組むのに理想的な条件が揃っている」とお考えのようです。確かに離島のさらに離島である来間島は、周辺を海に囲まれているため、他の農地からの農薬や害虫の飛来を避けられる環境と言えるでしょう。
ここで、有機栽培に対する熱い想いを語る砂川さんの映像をご紹介します。
沖縄県宮古島 楽園の果実 砂川重信有機マンゴー
(映像制作 (株)自然農法販売協同機構)
有機栽培では、農作物へのストレスを減らし自然と共生する覚悟が大事
有機農法を知らない生産者は、「有機栽培は慣行農業より手間がかかり大変だ」と、考える人が多い。砂川さんは、「有機栽培は、初期段階にきちんと仕組みを作ってあげれば、後はそれほど手間がかからない」とおっしゃいます。
砂川さんによれば、有機農法を始めた頃は害虫や病気を防ぐために、酢や油を散布していたそうです。ところがある時、発生した害虫を駆除せずそのままにしてみると、その害虫を食べる別の虫が現れたのだとか。この事から、有機農法は虫を駆逐するのではなく、自然と共生する勇気が大切だと気づいたそうです。
マンゴーの樹は、実をつけるために枝を上方向に伸ばします。しかし、枝が上に伸びてしまうと収穫作業が大変になるため、伸びた枝を斬っていたそうです。枝を斬るということは、マンゴーの樹にストレスを与えることになり、翌年は花が咲かないことが多かったようです。このことから、マンゴーの枝をできる限り斬らずに伸ばすことで樹へのストレスを減らしているそうです。
2016年は昨年に比べマンゴーの生育に遅れ
2015年の宮古島は、マンゴーが豊作で出荷量も多かったため宮古空港では航空機への積み残しが出る程でした。2016年は、天候の影響によりマンゴーの生育が遅れ気味のため、収量が昨年の6割程になるとの予想です。(2016年4月初旬時予測)
それでも、宮古島に降り注ぐ夏の暑い日差しが、マンゴーの深い甘味となって蓄えられ、選りすぐりの完熟マンゴーをお届けする日まで大切に育てられます。間もなく、お客様のもとへお届け開始します。
限定!
アップルマンゴー「優品」と台湾マンゴー「台農」のセット
宮古島で育てた台湾原産マンゴー「台農」。この希少なマンゴーをお届けします。
但し、アップルマンゴーに比べ収量が限られるため、アップルマンゴー「優品」とセットでお届けします。
「台農」の出荷時期は7月初旬~7月20日頃と、まさに貴重かつ特別なマンゴーです。
有機完熟マンゴー「優品&台農」 1kg(優品2玉、台農1玉、常温送料込み)
有機完熟マンゴー「優品&台農」 2kg(優品3玉、台農3玉、常温送料込み)
宮古島・楽園の果実の有機完熟マンゴー
有機完熟マンゴー「特選品」 1kg(2~3玉、常温送料込み)
有機完熟マンゴー「特選品」 2kg(4~5玉、常温送料込み)
有機完熟マンゴー「家食用」 2kg(不揃い、保冷便送料込み)
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